妖精diary $'`b★+⌒'。*

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遅く、長く、多い

11月から数年間限定で、とある超離島に引っ越します。

 

千代田区で生まれ文京区で育ち

台東区で気ままに一人暮らしして

練馬区で新婚生活を送ってきた人生。

だんだん都心から離れているとはいえ、このまま23区内から出ることはなく死んでいくのだろう(そうしたい)と思って生きて来ました。

しかし、29歳にして突如村人デビューすることになったのです。

 

村人になるなんて大イベントは、私1人の人生では絶対に起こらなかった。

遺伝子が求めるまま(自分がやりたいと思うまま)に生きてきただけでは辿り着けなかった予想外の場所に連れていかれる体験は、自分とは別の人格と人生を共にすることにした選択の結果ならではという感じで非常に興奮します。環境によって運命が変わり、遺伝子を欺いてやったぜ。

 

ただし遺伝子を欺く代償は大きく、知り合いが夫と赤子1人しかいない、オムツすら売っていない子育て支援サービスなど皆無の絶海の孤島で平日ワンオペの子育てが開始することになる。やばすぎる。

とりあえず目標は死なせない、死なないこと。

楽しいなと思えたら500000000点ということにします。

 

そんな感じで村人デビューには不安だらけですが、とっても楽しみにもしています。

これまでの人生で何度も「これは私には無理です、ごめんなさい」と泣きながら誰にともなく許しを乞いたくなる場面がありましたが、全部まあまあなんとかなってきたので、今後もまあまあなんとかなるのではないでしょうか。

 

嫌になったら24時間だけ船に乗って帰ってくればいいんだし。何より、必ず帰ってくる日が決まっているし。

だから離島に移住するというより、

結婚してから出発までが遅く、やけに期間が長く、通常より人数が多い新婚旅行に行くのだ

という気持ちで挑みたいと思います。

 

仲良くしてくれている皆様にお願いしたいことは2つです。

①頻繁にテレビ電話とかしてください。

②私が30歳を迎えてU30応援ギガ使い放題サービスが終了するまでに島の家のWi-Fiが整備されることを祈ってください。

以上です。ガチガチの離島なので本当に遊びに来てくれる人なんかいないと思っていますが、来れたら来てね。

 

そして数年後無事に帰ってきた暁には

結婚してから開催されるまでがやけに遅く、もうやらないかと思われていた、通常より人数が多い、やつをやりたいと思っています。来れたら来てね。